大河ドラマ「青天を衝け」舞台探訪の一環で、函館に行った帰り道に、龍飛岬に立ち寄ることが出来ました。2019年9月以来、2年ぶりの訪問になりました。
龍飛岬は、京アニ作品である「CLANNAD AFTER STORY」で登場し毎年のように通っていました。(2008年放送)さらに、2018年には、劇場版「中二病でも恋がしたいTake On Me」でも登場し、京アニ作品のダブル聖地となったわけです。
個人的にも、「CLANNAD」シリーズの探訪は、熱心に行っていた時期もあり、「大地の果」である龍飛岬に再びスポットが当てられたのは嬉しい限りでした。
大河ドラマ「青天を衝け」函館エリア(箱館戦争)を紹介こちらです。
新函館北斗駅 9:35発はやぶさ18号東京行きに乗車
函館駅前のホテルより、はこだてライナーに乗って新函館北斗駅に来ました。2年ぶりにやってきましたが、周辺にホテルなどの建物が増えて駅らしくなって来た印象がありました。
ホテルの朝食はつけてなかったため、駅前の「ハセガワストア」の焼き鳥弁当をいただきました。焼き鳥なのに、豚肉という矛盾があるお弁当です。注文してから作ってもらえるため新幹線の中では暖かいお弁当を食べることが出来ました。
焼き鳥弁当は、490円ですが、この日は380円に割引になっていました。
奥津軽いまべつ駅 10:21着
新幹線の中で秘境駅と言われている駅です。青函トンネルを通過する新幹線に万が一の事があった場合に対応する設備を備えている駅で、どちかたというとそっちの方がメインで利用する人はあまりいないようです。
しかしながら新幹線の駅ということで無人駅ではなく、みどりの窓口やホームに駅員さんも配置されている立派な駅でもあります。
青函トンネルで在来線貨物列車との併用区間のため、駅の外側には、貨物線用の待避線が2本もありました。(上り線でも2本有り)
また、保線設備の基地などもあり、青函トンネルの基地とも言えます。北海道側にある木古内駅も同じですが、トンネル内で火災が起きた時に自走してここで消火するしたり、避難をしたりすることも可能なそうです。トンネル内でも、龍飛定点(龍飛岬直下)・吉岡定点に避難設備が備わっています。
そのためか、旅客設備は寂しいものがあります。周囲にホテルなどはなく、道の駅と駐車場があるのみです。地元の人が利用する専用駅みたいになっています。
奥津軽いまべつ駅前 10:35発三厩駅行き(今別町営バス)に乗車
ここからバスでJR三厩駅まで行き、そこから龍飛岬行きのバスに乗り換えです。今回のルートが公共交通機関で龍飛岬に行く一番便利なルートだと思われるコースです。
・新青森駅方面より はやぶさ1 号:東京駅6:32発→新青森駅9:51発→奥津軽いまべつ駅10:07着
・新函館北斗駅方面より はやぶさ18号:新函館北斗駅9:35→奥津軽いまべつ駅10:21着
<離脱>
・はやぶさ34号:奥津軽いまべつ駅15:35発→新青森駅15:50着→東京19:09着
今別町営バスと外ヶ浜町営バスを乗り継ぐためか、接続が考慮されてないですが、昼前に龍飛岬に到着して、昼過ぎに戻ってくるルートがあるようです。新青森方面からも、10時07分に同駅に到着するはやぶさがあります。
<運賃(1乗車)>
今別町営バス:200円
外ヶ浜町営バス:100円
*あくまでも地元民用のバスです。最新の情報は以下のサイトを参照してください。
JR三厩駅前 10:52着、11:00発の龍飛岬行きバスに乗り換え
今別町の中心地である、今別駅を経由して三厩駅にやってきました。以前は有人駅でしたが、今では無人になっていました。
15年ぐらい前に、「雲のむこう、約束の場所」の探訪で初めて、この駅を訪れましたが、その時は有人駅でした。そして、作中のようにキハ40が入線したいたわけですが、今は、GV-E400系が運用のようです。時代の変化を感じました。
龍飛灯台 11:34着
龍飛岬に到着して、まず石川さゆりの津軽海峡冬景色が大音量で流れて記念碑の横で商売していた、「たっぴの母さん」の位置が駐車場側の歩道のところに変わっていました。
階段国道前
日本で唯一の階段になっている国道339号線です。
厨二病を克服して、大好きな冨樫雄太との再会を果たす六花のシーン。中二病でも恋がしたいTake On Me の予告PVでこのシーンが出て来た時には龍飛岬が出ると確信して、作中では、龍飛岬の事を「CLANNAD AFTER STORY」同様に「大地の果て」というテロップが出た時には感動してしまいました。
お昼は食堂たっぴへ
時期的に営業しているのかと心配になっていましたが、店内はバイクツーリング客で賑わっていました。
海藻が名産らしく、海藻の3種載せ醤油ラーメンを頂きました。美味しかったです。他しも海鮮丼系のメニューもありました。
階段村道を登って
右:CLANNAD AFTER STORY
左:中二病でも恋がしたいTake On Me
同じ場所が使われてカットが少し異なるのが、この2作品です。
龍飛灯台の先にある展望台でも同じ場所で2つの作品が展開されていました。
龍飛岬到着…
天気は快晴で、冬らしいウロコ雲でした。
北海道が一望できたました。
CLANNAD AFTER STORY #18「大地の果てに」
渚を失った朋也に、自身の父親のことを話す祖母。そして、朋也は潮のために父親として前に歩き出すシーンです。
名シーンの背景として登場した龍飛岬は何度でも訪れたい場所になってしまいました。
劇場版「中二病でも恋がしたいTake On Me」龍飛岬シーン
雄太の元から消えた六花がたどり着いた場所は、本州最北の地(大地の果)でした。凸守や七宮、くみん先輩の協力により、雄太に気持ちを伝えられるように説得する。
CLANNAD AFTER STORYより、カット合わせがより精密になっている印象でした。この頃の京アニ作品は合わせ甲斐がある背景として界隈では知られています。
そして、龍飛灯台を見学しました。カット合わせ撮影に夢中になっているといつも通り過ぎてしまいます。
帰りに駐車場付近にある売店を立ち寄り、お土産に干したタコを購入しました。店主に聞いたところ、2週間以上店先で干すそうです。龍飛岬は、強い海風が常時吹いているためこのような乾物が多く作られているということでした。写真は、右側から1日目、1週間、2週間、3週間後のタコの姿らしいです。
1本800円で販売しているということですが、3本で2000円でした。近所の居酒屋のお土産として持って行きました。
龍飛灯台 13:55発三厩駅前行きに乗車。三厩駅前発14:50発に乗り換え
楽しかった龍飛岬も終わりの時間が来ました。滞在時間2時間半とちょうど良いぐらいの時間でした。外ヶ浜町営バスは以前は龍飛岬のラッピングをしていたはずでしたが、今はピンク色になってましたね。
奥津軽いまべつ駅15:05着、津軽線津軽二股駅見学。
奥津軽いまべつ駅の横には、JR津軽線の津軽二股駅があります。こちらは、JR東日本の駅であり、北海道新幹線の駅である奥津軽いまべつ駅とは別扱いになっています。駅舎などはなく、「道の駅いまべつ」できっぷなどが売られているようです。
さて、ホームに行ってみました。
ホームより、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅の高架橋が見えます。
北海道新幹線開業前はこんな感じでした。津軽海峡線の駅も津軽今別駅でした。
新幹線駅に接続する在来線駅みたいな構図ではありますが、別駅扱いということで稀なケースとも言えます。
そういえば、津軽鉄道津軽中里駅までの新規観光路線バスは廃止されてタクシーになったみたいですね。一度は使ってみたいルートですが、タクシーの方が使いやすいとか思ってしまいました。
奥津軽いまべつ駅15:35発はやぶさ34号に青森へ
新青森駅にとりあえず、戻りました。
新青森駅 15:50着
新青森駅では、タッチパネルに触れる事なく案内してくれるAI駅員さんが居ました。乗車・構内案内などもしてくれますが、お触り出来ませんでした…
時間が余ったため青森駅へ
最後に、駅舎がリニューアルした青森駅にやって来ました。青い森鉄道701系が「11ぴきのねこラッピングトレイン」として運行されていました。作者の馬場のぼる先生が、三戸町出身らしく、その関係らしいです。子供の頃に読んだ絵本だったなーと懐かしさを感じました。
以上で、今回の龍飛岬探訪記は終了です。
今回の旅行は、東北新幹線・北海道新幹線が50%オフになる「トク値50」を最大限利用した旅行となりました。大河ドラマ「青天を衝け」「CLANNAD AFTER STORY」「中二病でも恋がしたいTake On Me 」と多くの作品の舞台を巡る事が出来て最高な時間でした。