TVアニメ「逃げ上手な若君」の舞台を紹介します。
アニメのカットの他に史跡的なネタも一緒に紹介します。
話別舞台紹介
ED
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伝・北条時行の墓
→長野県大鹿村


EDの冒頭カットで、北条時行のお墓とされる長野県大鹿村に実際にある場所が登場しています。
(通り沿いより道無き道を登る必要有り、登山経験がない方にはお勧めしません)
第1話「5月22日」
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宝戒寺(北条執権屋敷跡)
宝戒は神奈川県鎌倉市にある天台宗の寺院で、1335年に足利尊氏が後醍醐天皇の命で北条氏の菩提を弔うために建立しました。鎌倉幕府滅亡後の鎌倉市街の鎮護・供養を目的としています。萩の花で有名で、秋には多くの参拝者が訪れます。鎌倉三十三観音霊場の一つで、境内には歴史的な仏像や庭園があります。また、宝戒寺は北条執権屋敷の跡地に建てられたとされています。


作中でも、北条時行が兄の邦時と遊んでいるシーンが北条高時が登場していました。おそらく、北条執権屋敷での出来事だと思われます。
第2話「やさしいおじさん」
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鎌倉幕府滅亡(北条高時腹切りやぐら・東勝寺)



第3話「神が住む森」
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諏訪大社前宮






→諏訪大社前宮入り口
諏訪大社前宮は、中世に諏訪氏の氏神として崇敬された神社です。鎌倉幕府滅亡後の動乱期に活躍した武将、諏訪頼重は、この神社と深い関わりがあります。諏訪頼重は、北条時行を擁立し、中先代の乱を起こしましたが、敗死しました。
諏訪大社前宮には、頼重の供養塔があり、現在も参拝できます。 -
武居城馬場跡(武居城跡森林公園)


諏訪にある「武居城跡森林公園」は、長野県諏訪市に位置する歴史的なスポットで、戦国時代に築かれた「武居城」の跡地に整備された森林公園です。
武居城は、諏訪氏の支城の一つで、諏訪地方を守るための要害として機能していたと考えられています。武居城は、標高の高い場所に築かれており、戦略的な価値が高かったと言われています。
公園内にある片山展望台付近は、切り立った崖(馬場)になっており、作中3話で諏訪頼重が時行を励ますシーンで、多くの領民に激励されるシーンのモデルと思われます。
第4話「貞宗登場」
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諏訪大社前宮正面










前宮の入り口付近は、リアルに再現されております。小笠原貞宗が矢を放った場所や巫女が居た場所などもありました。
- 犬射原社(時行VS貞宗 犬追物勝負の地)



第5話「決着!犬追物、そして…」
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諏訪大社前宮正面(小笠原貞宗がまたやって来た)






犬追に負けた小笠原貞宗は、懲りずに諏訪頼重の前にやってきました。後醍醐天皇から諏訪の領地の一部を小笠原に引き渡すと言う宣旨を手にして


その夜に
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桔梗ヶ原=塩尻(風間玄蕃をスカウト行く)
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桔梗ヶ原=塩尻ということで、JR塩尻駅の写真です。作中では風間玄蕃を逃若党にスカウトするシーンで登場しました。
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玄蕃稲荷神社



風間玄蕃のモデルとなった玄蕃之丞を祀る神社があります。
第6話「盗め綸旨、小笠原館の夜」
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井川城址跡(小笠原貞宗の館)
信濃守護の小笠原氏が居城とした井川城は、松本市にその名を残す歴史深い城です。足利尊氏に従った小笠原貞宗が築城し、信濃における小笠原氏の拠点となりました。城跡は、頭無川が堀のように巡り、櫓台跡と伝わる土盛りなど、当時の様子を偲ばせる遺構が残されています。


作中では、北条時行と風間玄蕃が後醍醐天皇綸旨を奪うため小笠原貞宗の館に忍び込みました。
第7話「冬の子供たち」
- 中山圧
- 浅田庄