いにしえのまち

舞台探訪、聖地巡礼、山歩き、食べ物、近所散策

【土地歩き】2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」@修善寺温泉散策

 この日は、8月18日(日)で、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、第33回「修善寺」の放送日でした。
 舞台は、修善寺ということで、鎌倉幕府2代将軍である源頼家が、伊豆に幽閉され、北条義時の軍勢によって暗殺されるという前代未聞の史実のお話です。サブタイトルも「修善寺」ということで、話題にもなっていました。
 今回は、史跡舞台が登場する前に一足早く18きっぷ消化のため修善寺に向かいました。

habusan.hatenablog.jp

 

JR三島駅まで東海道線で下りました。JREポイントでお得にグリーン車に乗ること出来たので、快適に三島まで行くことができましたが、車内はそれなりに混雑をしていました。熱海で乗り換えて三島で下車、伊豆箱根鉄道駿豆線で修善寺まで向かうことにしました。
片道520円区間で、フリーきっぷは往復分の価格なため購入してみました。

pass.ryde-go.com

 RYED PASSをというスマホアプリを利用したフリーきっぷを使用してみましたが、電子決済できるし、どこでも購入できるため、便利に使わせて頂きました。

 お昼ご飯の時間でもあったため、修善寺の手前の田京駅で下車して、ラブライブ!!サンシャイン!の舞台探訪の時に大変お世話になった、「中国料理いーある」さんでランチを頂きました。期間限定の豚キム丼で大変美味しく頂きました。

修善寺駅では鉄道むすめの修善寺まきのちゃんがお出迎えしてくれました。伊豆箱根鉄道さんは色々なコラボをしているようで常時パネルが置いてあります。まきの=牧野方ということで、北条一族が故郷であることも認識したところでした。
ここからは、東海バスで修善寺温泉まで向かいました。
(IC運賃:220円・1時間3本程度運行)

まずは、源範頼こと、範殿が修善寺に流された時に、住んでいた屋敷があったとされる、日枝神社境内にある信功院跡に、鎌倉殿作中では、終焉の地でもあります。入口で梶原景時のポップが設置されており、監視体制も万全でした(笑)

日枝神社の本殿にいく手前に信功院跡の史跡が残っています。近くには温泉もあり、良い生活も送れそうな場所でした。

大きな大木が建っていて、幻想的な感じがしました。

日枝神社の隣には、範頼と頼家が幽閉された、曹洞宗福地山 修禅寺です。頼家はおそらくここに幽閉さて、殺害されたという流れで鎌倉殿は描かれていました。

修善寺より、山の方向に行く、源頼朝の側近である、安達景盛(弥九郎)のお墓がありました。以前はこの後に訪ねる源範頼の墓の近くにあったそうですが、区間整理の関係で、桂谷トンネル入口付近の茂みにひっそくありました。

そして、源範頼の墓に辿り着きました。安達景盛の墓から一度坂を下って、再度、坂を登ったところが、蒲殿の眠る場所です。作中では、善児によってなんとも無惨に殺害されてしまいました。三嶋大社の祭りで源頼朝を演じる大泉洋さんが、謝罪していましたが、そのぐらいしないと流石にまずいだろうという演出でした。

お盆を過ぎて多少は涼しくなりましたが、流石にこの日は暑かったです。蒲殿の墓の近くに、喫茶店がありましたので、糖分補修をすることになりました。どうも、蒲殿効果でかなり賑わっているしょうでした。室内は、エアコンありませんでしたが、風通しが良い部屋に案内されて、ゆっくりと過ごすことができました。

お店→芙蓉

最後は、頼家の墓に立ち寄りました。最後まで争って生きていましたが、善児とトウに責められたら人溜まりもありませんでした。
しかし、作中では、頼家の暗殺より、善児がトウに殺される方が衝撃的な展開だと思いました。予想はしていましたが、「修善寺」が「終・善児」になった瞬間だと感じました。この鎌倉殿ではサブタイトルが物語の展開に深く関わっているような感じなので色々と考察してしまいます。

最後は、修善寺温泉の総湯「筥湯」です。史実だと、頼家が入浴中に、北条義時の手の者に討たれたとされているため、鎌倉殿でも登場するのではと思っていたのですが、頼家は最後まで争っていました。

そして、この後、数々の悪行をして義時によって鎌倉を追い出される、北条時政がじっとこちらを見ています。来週から畠山重忠の乱のエピソードが始まります。

暑い中、修善寺駅に戻ってきました。3時間ぐらいの散策(舞台探訪)でしたが、コンテンツのおかげで修善寺という街を色々と知ることが出来、楽しい時間を過ごすことが出来ました。鎌倉殿の13人はいよいよ中盤から終盤に入ってきましたが、まだまだ、巡る舞台は沢山あるため、時間を作って行きたいと思います。